こんにちは!ふみです。
以前、ワーホリの体験談について書いた記事で
ニュージーランドで1年4ヶ月過ごした後に日本に帰ったら逆カルチャーショックを受けた
と言うことに軽く触れていますが、今回はそのことについて深くお話していきたいと思います。
通常、他の国に行った時に文化の違いに驚くことを一般に「カルチャーショックを受ける」といいますが、
逆カルチャーショックはその反対で、国外で過ごした後に自国に帰ってきた時感じる、違和感やギャップのことです。
過去の短期留学の時はそこまで感じなかったのですが、ワーホリから帰国した時は、かなり逆カルチャーショックを受けました。
異なる文化の中である程度長めの期間を過ごしたことで、日本の文化をより客観的に見れるようになったのだと思います。
今回は、私が逆カルチャーショックによってどのように影響を受けたのか、どのように立ち直ったのかをお話しします。
それではどうぞ!
人が忙しい&スピードが早い
人口が少なく、のんびりしているニュージーランドから帰国したので
このギャップはとても大きかったです。
皆が常に何かに忙しそうにしているような印象を受けました。
特に、朝の通勤時間帯の駅での人の速度と言ったら、その速いこと、、
ニュージーランドのゆったりした時間の流れに慣れてしまっていた私は、そのスピード感に適応するのにかなり時間がかかりました。
満員電車がヤバすぎる
久々にラッシュアワー時の電車に乗ったら、地獄でした、、
まっすぐ立っていられないくらいのありえない程の人口密度にも、皆静かにじっと耐えて通勤している忍耐力はかなり“日本的”といえます。
海外でも日本の満員電車は有名で、初めて体験する人はびっくりするといいます。
それでも時刻通りに運行する電車も、さらに日本クオリティ。
都会がビルだらけ
これはニュージーランドから帰国したときならではのギャップかもしれません。
私が滞在していたクライストチャーチは、ニュージーランドの南島
(ニュージーランドは島国で、2つの大きな島で構成されている)
で一番大きな街だったのですが、街の規模は東京とは比べものになりません。
ビル多い!全体的に灰色!空と緑が少ない!
と言う印象を強く受けました。
夏暑すぎ
カルチャーショックとは違うのかもしれませんが、帰国してまず一番に感じたのはコレでした。
ニュージーランドは南半球にあり、北半球にある日本とは季節が逆です。
そのため、帰国したのは9月だったのですが
いきなり真冬から真夏の国に帰ってきたので、より一層衝撃を受けました。
また、ニュージーランドの夏はあまり湿度が高くなく、日差しは強いのですが日陰に入れば涼しいため、日本の夏とは体感温度が異なります。
空港から出た途端に感じる、強烈な熱気と湿気、全身から吹き出す汗、、
「ああ、日本に帰ってきたんだな、、」
と嫌でも感じさせられました。
広告が多い
次に感じたのは、広告の多さです。
特に駅や電車内には、構内・ドア横・ディスプレイ・中吊りなど、目に付くありとあらゆる場所に広告があります。
街中にも、ビルの壁、スクリーン、看板など、様々な色や種類の広告があり、歩いているだけで流れ込んでくる情報量の多さに圧倒されました。
YouTubeやウェブサイトを見るときに流れてくる広告も何でもありというか、種類がとにかく多いです。
(子どもでも見れるようなサイトにアダルト系バナーがたくさん貼られていたりして驚く、、)
海外では、
- 景観を損ねないように街中の広告に規制が設けられていたり
- 露骨に性的な広告は厳しく取り締まったり
する国も多いので、ここまで自由な広告文化は日本ならではかもしれません。
ルールが多い
和を大切にする日本人は、
学校、会社、公共の場でのマナーなど
日常的に様々なルールに従って行動しています。
特徴的なのは、
- 電車やバスなどの公共交通機関では静かにする
- 就活では黒スーツを着る
- 名刺の交換の仕方
など、
明文化されてない”暗黙のルール”がたくさん存在することです。
島国・単一民族国家で、国民がほぼ同じ文化背景を共有する日本人ならではかもしれません。
帰国した直後は、そのあまりのルールの多さに正直息苦しさを覚えました。
しかし、海外の人が日本を訪れたときに口々に賞賛する
- 日本人は礼儀正しくて親切
- 日本の街は清潔で綺麗
というような長所は、このルール文化のおかげで成り立ってると思います。
アイコンタクトが少ない
ニュージーランドや欧米諸国では、誰かと会話している時は目を合わせて話すことが基本です。
日本のコミュニケーションスタイルでは、常にガッツリ目を合わせ続けるというよりは
相手に威圧感を与えないように、適度に目をそらしつつ時々合わせる
というのが主流のような気がします。
以前は全く気にしたことがなかったのですが、帰国してから
「あれ?今話しているのにあまり目が合わない?」
と違いに気づくようになりました。
接客が丁寧
私自身も以前接客業をしていたことがあるのですが、日本の接客はめちゃくちゃ丁寧だと思います。
アメリカやカナダなどではチップ文化があるので、良いチップをゲットするために接客を頑張るということが多いですが、
日本はチップ文化がないのに「お客に丁重に接する」ことがデフォルト状態で、酷い接客を受けることは稀です。
ただ、最近は「カスハラ(カスタマーハラスメント)」という言葉もありますが、
なんでも客の要求を聞くものと思って横柄な態度をとる ”お客様” もいるのは困ったことです。
そんな人たちには、「日本の高品質な接客は決して「当たり前」ではない」んだよ!と声を大にして言いたいです。
まとめ:逆カルチャーショックによってどんな影響を受けた?どうやって立ち直った?
私はニュージーランドの文化や暮らしががとても好きだったので、正直に言って、帰国してからかなり長い間
- 「ニュージーランドだったらこうだったのに、、」
- 「なんで日本はこうなんだろう、、」
などと、事あるごとにニュージーランドの良かったところと比べてしまい、ネガティブな気分になることも多かったです。
でも、どこでも通じる常識なんてないし、それぞれの国の文化は違って当然。
今は日本に暮らしているのだし、文化の違いを受け入れて、自分なりに工夫して適応していくしかないと思いました。
帰国から5年以上たった今でもまだ、「これ日本独特だなあ〜」とふと日常の中の文化の違いに気づいたりすることもありますが、現在は違いをありのままに受け入れるようにしています。
今この記事を読んでいる方で、海外から帰国して逆カルチャーショックに悩まされている方がいたら、それはいたって普通ですので、心配しないでください!
私も体験しました。
徐々に、それぞれの国の違いをネガティブなものとして捉えず、興味深いものとして楽しめるといいですね。
記事を読んでいただきありがとうございました!
それではまた。
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