海外生活のキラキラしていない現実10選

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ふみ

横浜在住の30代前半会社員。

3回の短期留学(カナダ、ハワイ、ミクロネシア)とワーホリ(ニュージーランド)を経て、2023年にTOEIC920点取得。

趣味は英語学習、海外文化を探索すること、読書、ものをつくること、YouTube、Netflix、猫。

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「海外で生活している」と聞くと、どこかキラキラしたイメージを持たれることが多いかもしれません。インスタグラムには美しい風景、美味しそうな料理、現地の人との交流など、まるで毎日がバケーションのような写真が並びがちです。

ですが、実際に海外で暮らしてみると、それは決して夢のような毎日ではありません。新しい発見や楽しさもある一方で、現実的な苦労や孤独、不安に直面することも少なくありません。

今回は、そんな「海外生活のキラキラしていない部分」について、少しリアルなお話をしてみたいと思います。

1. 家族や友人、ペットと気軽に会えない寂しさ

海外に住むということは、日本にいる大切な人たちと簡単に会えなくなるということです。

もちろん、現代はテクノロジーの進歩によって、ビデオ通話やSNSでのやりとりが可能になりました。しかし、画面越しの会話では埋められない距離感も存在します。

特に、何気ない日常の共有や、ちょっとした相談事を「今から会おうよ」と言える環境がないことは、じわじわと寂しさや孤独感を積み重ねていく要因になります。家族やペットの変化にすぐに気づけなかったり、友達の人生の節目に立ち会えなかったりすることも、海外生活では避けられません。

2. お金がかかるリアルな現実

留学や海外移住には、想像以上にお金がかかります。

まず学校に通う場合、留学生向けの授業料は地元民よりもずっと高額に設定されていることが一般的です。地域によっては2倍以上の差があることもあります。

さらに、渡航費や現地での生活費、保険料、学生ビザの申請費用など、細かい出費も積み重なっていきます。

短期旅行とは違い、生活のすべてを海外で完結させるとなると、「住む場所」「食べるもの」「医療」「移動手段」すべてにお金がかかる上、思わぬトラブルが発生した際には、日本にいるとき以上に出費がかさむこともあります。

3. ビザ取得には運とタイミングがつきもの

海外で長く暮らすには、何らかのビザを取得しなければなりません。しかし、このビザの取得がなかなかにハードルが高いのです。

移民政策はその国の経済や政治状況によって頻繁に変化します。昨日まで通用していたルールが、今日からは適用されなくなることも。

そして、ビザの審査では「その人がその国にとってどんなメリットをもたらすか」が厳しく見られます。年齢、学歴、職歴、語学力、保有資格など、多くの要素が総合的に評価されるため、「行きたい気持ち」だけではどうにもならない現実があります。

ビザ取得はまさに、努力と準備に加え、”運”と”タイミング”にも左右されるプロセスなのです。

4. 就職のハードル:現地人が最優先

現地で仕事を探す際も、簡単ではありません。なぜなら、多くの国では雇用において「現地人優先」が基本だからです。

同じスキルや経験を持っていても、ビザの手続きが不要な現地の人がいれば、企業はそちらを採用するのが自然です。

語学の壁や文化の違いに加え、そもそも応募できる仕事の数自体が限られてしまうこともあります。現地での人脈や実務経験がないと、なかなか希望の仕事に就けず、やむを得ず本来のスキルとは関係のないアルバイトで生計を立てるというケースも多く見られます。

5. 言葉の壁に疲れる

現地の言語で生活するというのは、四六時中「外国語モード」で頭をフル回転させ続けるということ。日常会話や買い物はなんとかできても、役所・医療・保険などの専門的な話になると、一気に難易度が上がります。

聞き取れなかったり、言いたいことが正確に伝えられなかったりするストレスは想像以上に大きく、自己肯定感が下がる要因にもなります。

6. 文化の違いによるストレス

例えば時間感覚、人との距離感、価値観、マナーなど、日本とは全く違うことも多いです。

・「なんで時間にルーズなの?」
・「なぜそんなに自己主張が強いの?」
・「言わないと察してくれない!」

…といったギャップに戸惑うことは日常茶飯事。最初は「面白い」と思えたことが、数か月後には「疲れる…」と感じてしまう人もいます。

7. 医療制度の違いと不安

海外の医療は高額で、保険に入っていないと1回の診察で数万円〜数十万円かかることも。日本のように気軽に「とりあえず病院に行こう」という感覚では通用しません。

また、体調が悪くてただでさえ心細いなか、医師とのコミュニケーションにも言語の壁があり、「本当に自分の症状が正しく伝わっているか?」と不安になることも。

8. 孤独感とアイデンティティの揺らぎ

海外では「自分は外国人」という立場になります。常に“外側”にいるような感覚、少数派としての居心地の悪さ、文化の中に完全に溶け込めないもどかしさ -それらが積み重なって、ふとした瞬間に強烈な孤独を感じることがあります。

「私はここにいてもいいんだろうか?」
「自分って何者なんだろう?」

と、アイデンティティに関する深い問いに直面する人もいます。

9. キャリアがリセットされる可能性

日本で積み上げてきたキャリアが、海外ではほとんど評価されない場合もあります。職歴や資格が現地で通用しないことも多く、「もう一度ゼロからやり直し」になる覚悟が必要です。

そのギャップに苦しみ、思い描いていたキャリアとはかけ離れた仕事をせざるを得ないケースもあります。

10. 差別や偏見に遭うことも

国によっては、アジア人に対する差別的な言動や態度に直面することもあります。特に外見で「外国人」とわかるため、無意識に距離を取られたり、侮蔑的な扱いを受けたりすることも。

決して頻繁にあるわけではないですが、1回でもこうした体験をすると心に深い傷が残るものです。

それでも海外に住む意味があるのか?

ここまで読むと、「海外生活って大変そう…」と思われるかもしれません。
でも、こうした現実を知った上で、それでも「海外で挑戦してみたい」「それでも得たいものがある」と思えるなら、それは本当に価値ある一歩になるはずです。

キラキラした表面的なイメージだけでなく、裏側の現実も理解した上で選択することが重要だと思います。

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