こんにちは!ふみです。
今回は、私が英語力を伸ばすために取り入れ、絶大な効果を実感している「イマージョン学習法」についてご紹介します。
イマージョンとは?
私が「イマージョン(Immersion)」という学習法に出会ったのは、2020年。
ニュージーランドでのワーキングホリデーから帰国した頃でした。
ワーホリを通じて英語力は確かに伸びたと感じていたものの、いわゆる“ペラペラ”にはまだ遠く、もっと伸ばしたい!という思いがありました。
そんな中、YouTubeで「イマージョン学習」という言葉を知りました。
「イマージョン」とは、英語の immerse(=浸す)に由来し、日常生活のあらゆる場面にターゲット言語(ここでは英語)を取り入れ、“どっぷり浸かるように”学ぶスタイルのこと。
よく「英語のシャワーを浴びる」なんて表現がありますが、これはさらにその上をいきます笑
これまでの経験からも、英語力の上達は「どれだけ日常的に英語を使っているか」に比例すると感じていたので、この学習法は理にかなっていると感じました。
どれくらい“浸かる”べき?
どのレベルを目指すかによりますが、一般的にはビジネスレベルの英語力を身につけるには、約2,500〜3,000時間のイマージョンが必要だと言われています。
この「時間」には、娯楽・作業・会話なども含めた「英語を使っているすべての時間」が含まれます。
ちなみに日本の学校教育では、高校卒業までに約500〜800時間の英語学習を行いますが、これは主にテスト対策のためのもので、指導もほぼ日本語。そのため、イマージョンとは言いがたいのが実情です。
例:週20時間イマージョンした場合
- NetflixやYouTube(英語) … 1日1時間
- 英語で調べ物・SNS … 毎日30分
- オンライン英会話・言語交換 … 週3回(各1時間)
- 英語のポッドキャスト・通勤中のリスニング … 毎日30分
合計で週20時間 × 52週 = 年間1,040時間
→ 2,500時間 ÷ 1,040時間 ≒ 約2.4年で到達可能!
1日あたりの学習時間別・目標到達までの期間
学習時間 | 目標達成までの期間 |
1時間/日 | 約6年10か月 |
2時間/日 | 約3年6か月 |
3時間/日 | 約2年3か月 |
4時間/日 | 約1年8か月 |
5時間/日 | 約1年4か月 |
つまり、どれだけ日常に英語を取り入れるかが、成果への近道になります。
しかし、最初からいきなり何時間もやろうとすると挫折しがちなので、最初は少しだけでも、無理なく楽しめる範囲で始めてOKです。
具体的なイマージョン方法(9選)
1. Netflixでドラマや映画を観る
映画やドラマは、英語学習における最強のツール!
映像の助けがあるので理解しやすく、何より楽しいため継続しやすいです。
ポイントは次の2つ:
- 自分の興味に合う作品を選ぶこと
- “ちょっと頑張れば楽しめる”レベルにすること
勉強のために無理してつまらない作品を見るのは続きません。
以下のようなステップで、徐々にレベルアップしていくのもおすすめです:
- 日本語字幕+英語音声
- 英語字幕+英語音声
- 字幕なし(できる範囲で)
たくさんのストリーミングサービスがありますが、Netflixは英語字幕がつけられるのでおすすめです。
2. YouTubeで動画を観る
普段日本語で見ているジャンルを、英語で検索してみましょう。
たとえば、「おもしろ猫動画」→「Funny cat video」など。
ジャンルが豊富で、動画が短いためスキマ時間にもぴったり。
旅行・ライフスタイル・語学・メイクなど、自分の興味に合ったものを選びましょう。
3. ネットで調べ物をする
検索をするときに、あえて英語で検索してみると、世界中の情報にアクセスできるようになります。
英語の記事やQ&Aは、日本語にはない新しい視点や表現に触れられる貴重なチャンスです。
4. 言語交換アプリを使う
私はワーホリ中に「HelloTalk」という言語交換アプリを使っていましたが、帰国後も継続して活用しています。
HelloTalkの関連記事はこちら↓
約5年間使用した言語交換アプリ「HelloTalk」の正直なレビュー!
- チャットや電話で英語を実践的に使える
- 仲良くなれば、実際に会って会話の練習ができる(※相手選びは慎重に!)
リアルな英語に触れるチャンスが広がります。
5. スマホやPCの言語設定を変える
毎日使うスマホやPCの言語設定を英語にするだけで、自然に単語や表現が身につきます。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、日常の中で慣れていくので、気づけば英語が当たり前に。
6. 単語帳で語彙力アップ
語彙力はやはり英語力の基礎。
私は通勤時間や空き時間に単語アプリを活用して、コツコツとボキャブラリーを増やしていました。
おすすめは、英語系YouTuber Atsuさんの単語帳「Distinction」。
ネイティブが日常的に使うのに、日本人が意外と知らない単語が豊富で、書籍版とアプリ版があります。
7. オンライン英会話を使う
毎週数回、オンライン英会話サービスを利用することで、定期的に英語を「話す」機会が作れます。
- スピーキング力向上に直結
- 講師との実践会話で表現力アップ
安価で気軽に始められるサービスも多いので、日常に取り入れやすいです。
8. SNSで発信する
InstagramやX(旧Twitter)、Threadsなどで、英語で投稿してみましょう。
短い文章でも「自分の言葉で伝える」ことで、アウトプット力が鍛えられます。
また、英語で発信すると海外ユーザーとの交流も生まれやすく、モチベーションもアップ!
9. ポッドキャストを聞く
移動中や作業中など、「ながら聞き」に最適なのがポッドキャスト。
英語学習向けの番組だけでなく、自分の興味に合ったテーマ(ニュース、歴史、ライフスタイルなど)を選ぶとより楽しめます。
リスニング力を自然に伸ばすのにぴったりのツールです
イマージョンの注意点
全く理解できない英語を聞いたり読んだりするだけでは、ただの雑音になってしまい、効果は薄いです。
そのため、ある程度の基礎的な英語力(目安:TOEIC500〜600点程度)を身につけた上で始めるのが理想です。
楽しめる工夫が大切
- 子ども向けなど、比較的やさしいコンテンツから始める
- 興味のあるジャンルを選ぶ
- 短い動画を選ぶ
- 再生速度を下げてみる
- 日本語字幕 → 英語字幕 → 字幕なし で徐々にステップアップ
イマージョンは「長く続ける」ことがカギなので、無理なく・楽しくが最大のポイントです。
まとめ:国内でもできる!テクノロジーでイマージョン生活
留学やワーホリは、英語力を高めるには理想的な環境ですが、
今ではアプリやオンラインサービスの発達により、日本にいながらでも英語漬けの生活を送ることが可能です。
私自身も、帰国後に2年間イマージョン生活を続けたことで、明らかに英語力が伸びたことを実感でき、その後受けたTOEICでは920点を取ることができました。
動画を観たり、SNSをしたり、調べ物をしたりといったあなたの日常的な行動をそのまま英語に置き換えるだけで、「勉強」しなくても自然と英語が身についていきますよ。
ぜひ、試してみてください!
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