こんにちは!ふみです。
今回は、ニュージーランドで一般的な「フラット(Flat)」という住まいのスタイルについてお話します。
海外生活を始めるうえで、どこに住むかはとても重要ですよね。
私は、ワーキングホリデーでニュージーランドに来て最初1か月はホームステイをしていたのですが、生活も落ち着いてきて、費用を抑えるためにホームステイ以外の選択肢を探していました。
最初は「アパート」や「シェアハウス」を探していたんですが、現地ではフラットという言葉がよく出てきて、「え、フラットって何?アパートと違うの?」と戸惑った記憶があります。
というわけで、今回はこれからNZ生活を始める方に向けて、「フラット」の意味やアパートとの違い、実際の探し方まで、体験を交えながらお話します!
フラット(Flat)とは?
簡単に言うと、フラット=シェアハウスのことです。
ニュージーランドでは、ひとつの家を複数人でシェアして住むスタイルのことを「Flatting(フラッティング)」と言います。住んでいる人のことは「フラットメイト」と呼びます。
例えば:
- 一軒家に3人で住む → フラット
- 広いアパートに5人で住む → フラット
- 家主が1人で住んでいる家の一室を借りる → フラット
つまり、「家の形」ではなく、「誰かと一緒に暮らすスタイル」であることがポイントです。
アパートとの違いは?
日本語でいう「アパート」や「マンション」は、英語では「apartment」と呼ばれ、
基本的に個人や家族が単独で住む賃貸物件のことを指します。
フラットとアパートの違いはこんな感じです↓
- 住人:
フラット → 複数人(友達や他人)
アパート → 基本は1人暮らしまたは家族 - バス・トイレ・キッチン:
フラット → 共有
アパート → 専用 - 家賃:
フラット → 週払いで安め
アパート → 月払い・高め - プライバシー:
フラット → 少なめ
アパート → 高め
フラットの探し方
1.物件探し
実際に私がフラット探しに使ったのは、NZdaisuki.comというニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職などの日本人向け総合情報サイトです。
「掲示板」→「住まい」から、家のタイプ(フラット、アパート、一軒家…など)と希望するエリアを選択すると、その地域でフラットメイトを募集している人の投稿が見れます。
このサイトのいいところは、日本人向け掲示板なので、現地に住んでいる日本人フラットオーナー(家主さん)が多いこと。
英語でやりとりするのが不安という方も安心です。
もっと英語を使いたい!ローカルな暮らしを体験したい!という方は、
日本人ではない家主さんの投稿もたくさんあるので、挑戦してみても◎
(日本人はきれい好きで礼儀正しいので、フラットメイトとして歓迎されやすいのだとか)
その他、フラット探しによく使われているサイトはこちら:
Trade Me
ニュージーランド最大のクラシファイドサイト。物件情報も豊富です。
Facebookグループ
「Flatmates Wanted Wellington」「Auckland Flatmates」など、都市ごとのグループが多数あります。投稿も活発で、すぐに住める部屋が見つかることも。
学校の掲示板
もし学校に通うのなら、構内の掲示板にフラットメイト募集のチラシが貼られていることもあります。
2.内見
好みの物件が見つかったら、オーナーさんに連絡をとって内見の日取りを決めていきます。
内見は必ず行くようにしてください。
- 写真と実際の建物の雰囲気が違いがないか
- 周囲の治安や交通の便
- 一緒に暮らすことになるフラットメイトやオーナーさんの人柄
などをチェックするのは、その後快適に暮らすためにとても重要です。
3.引っ越し
内見して気に入ったら、いつから入居できるか相談していざ引っ越し。
実は…私の経験では、書面で契約書を交わしたことは一度もありませんでした。
ほとんど、掲示板に記載されていること&口頭やメッセージのやりとりが全てです。
日本でアパートを借りるまでの手続きと比べたら、ものっすごく簡単に入居することができます。
入居時には、たいていの場合デポジット(敷金・保証金)を払う必要があります。
家賃の 2週間~4週間分が相場で、問題がなければ退去時に全額返金されます。(掃除の状態や破損があると差し引かれることも) |
私のフラット生活体験談
フラット生活①:日本人家族とのシェア
私は最初、クライストチャーチ郊外にある日本人お母さん&イギリス人お父さんの夫婦と10歳くらいの男の子の家庭でフラッティングしました。
ホームステイとは違い、家を共有する以外は基本的に別々の生活をしますが、会ったときはフレンドリーに話しかけてくれたり、レストランや外出に誘ってくれたりしました。
お母さんが日本人だったので言葉が通じない不安は無いし、お父さんと息子くんとの会話で英語を自然に使う練習にもなり、安心と挑戦のバランスがちょうどよかったです!
フラット生活②:短期滞在&同世代日本人ワーホリメーカーとの交流
本格的にジョブハンティングを始めるときに、街に近いところに住むために数週間だけ引っ越しました。
オーナーさんはNZで結婚し既に子育てを終えた日本人女性で、余った部屋を主に短期入居者向けに貸し出していました。
このフラットに住んでいたのは全員日本人。
日本人同士という気さくさもあって、皆フレンドリーでした。
また、同じようにワーホリで来ている人も数人いて、年が近いので打ち解けやすかったです。
そのおかげで、不安なジョブハンティング期間も何とか乗り切ることができました。
フラット生活③:NZ人オーナーとの暮らし
仕事が見つかり、職場から近いところに住むためにまたしても引っ越すことに。
今度は、日本人家庭ではなく、NZ人の50代くらいの女性のフラットオーナーと、現地の学校に留学している日本人女性が住んでいました。
このNZ女性がものすごくおしゃべりで、隙あらば話しかけてくるので、最初は面食らったのですが、結果的に良い勉強になったと思います(笑)
家も清潔でこぢんまりしていて住みやすかったのと、職場に徒歩で通えて便利だったので結局、帰国までこの家庭に住むことになったのでした。
フラット探しで気をつけたいポイント
- 家賃は「週払い」が基本(Weekly Rent)
- ハウスルールがある可能性あり。入居前に確認しておく
(パーティ不可、喫煙不可、掃除当番制など) - 水道・電気・インターネットは別料金の場合あり。募集内容を要チェック
- 入居前に必ず内見に行って雰囲気を確かめる
- フラットメイトは超重要!相性を重視して選ぶのがおすすめ
まとめ
フラットは、家賃を抑えつつ、現地の人とリアルに交流できるニュージーランドらしい暮らし方です。最初はちょっと勇気がいるけど、住んでみると新しい発見も多いです!
これからNZに行こうと思っている方は、ぜひ一度フラット生活も検討してみてくださいね。
コメント