英語習得に英会話スクールは必要か?

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この記事を書いた人
ふみ

横浜在住の30代前半会社員。

3回の短期留学(カナダ、ハワイ、ミクロネシア)とワーホリ(ニュージーランド)を経て、2023年にTOEIC920点取得。

趣味は英語学習、海外文化を探索すること、読書、ものをつくること、YouTube、Netflix、猫。

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こんにちは、ふみです!

今回は、「英語習得に英会話スクールは必要か?」というテーマでお話ししていきます。

結論から言うと、

「英会話スクールは役に立つが、それだけでペラペラになるのは難しい」

というのが私の考えです。

では、なぜそう思うのか?理由を順を追ってご紹介します。

英語習得には「時間」が必要不可欠

以前の記事(勉強なしで楽しく確実に英語力が身に付く「イマージョン学習」のススメ)でもお伝えしましたが、英語を習得するにはとにかく大量のインプットとアウトプットの時間=“イマージョン”が必要です。

一般的に、ビジネスレベル(CEFRでB2〜C1)に到達するためには、
約2,500〜3,000時間のイマージョン(英語漬け)が必要だと言われています。

この時間には、「英語を聞く・話す・読む・調べる・考える」など、英語で何かをしているすべての時間が含まれます。


📚 日本の英語教育では足りない?

日本の学校教育では、高校卒業までに英語の授業時間は約500〜800時間ありますが、

  • 主にテスト対策中心
  • 教室内の使用言語はほとんどが日本語

という現実があり、イマージョンとは言いがたい内容です。

そのため、実用的な英語力を身につけるには、学校外での継続的な学習が不可欠になります。

学習時間と習得までの年数

イマージョン時間(2,500〜3,000時間)を達成するまでにどのくらいかかるか、学習時間別の目安を表にまとめました。

1日の学習時間目標達成までの期間(約)
1時間/日6年10か月
2時間/日3年6か月
3時間/日2年3か月
4時間/日1年8か月
5時間/日1年4か月

このように、どれだけ日常に英語を取り入れるかが習得のカギとなります。


英会話スクールだけに頼るとどうなる?

たとえば、英会話スクールに週1回・1時間通った場合、年間の学習時間は以下のようになります。

  • 週1時間 × 52週 = 年間52時間

これを元に、目標時間達成までの年数を計算すると…

目標時間必要年数
2,500時間約48年
3,000時間約58年

👉 なんと50年以上かかる計算に!

英会話スクールだけに頼っていては、現実的な時間内で英語を習得するのは難しいのです。


解決策:週20時間のイマージョンプラン

ではどうすればよいか?

答えはシンプルで、英会話スクール以外の時間でも積極的に英語に触れることです。

以下は、英会話スクールを含めた「週20時間のイマージョンプラン」の一例です。

✅ 週20時間イマージョンプラン(英会話スクール含む)

活動内容頻度時間週合計時間
Netflix / YouTube(英語)毎日1時間7時間
英語で調べ物・SNS・記事を読む毎日30分3.5時間
オンライン英会話・言語交換週3回各1時間3時間
英会話スクール週1回1時間1時間
ポッドキャスト・通勤中の英語リスニング毎日30分3.5時間
英語ニュース(BBC / CNNなど)視聴週6回各15〜20分2時間
合計20時間

このように毎日英語に触れる環境を作ることで、2年半〜3年弱で英語を習得することが可能になります。


英会話スクールのメリット・デメリット

ここで、英会話スクールに通うメリットとデメリットも整理しておきましょう。

✅ メリット

項目内容
① プロによる指導発音・文法・表現などを的確に指導してくれる。ミスもすぐ修正できる。
② 学習の習慣化がしやすい定期的に通うことで継続しやすくなる。
③ モチベーション維持講師や他の学習者との交流でやる気が保てる。
④ アウトプットの場を確保できる英語を実際に話す機会が持てる。
⑤ カリキュラムが体系的初級〜上級まで段階的に学べる。試験対策にも対応していることが多い。

❌ デメリット

項目内容
① コストが高い月1〜2万円以上かかることが多い。
② 話す時間が限られる特にグループレッスンでは自分が話す時間が短くなりがち。
③ 受け身になりやすい「行って満足」で終わりがち。予習・復習が重要。
④ 講師との相性に左右される教え方や人柄が合わないと継続しにくい。
⑤ 時間と場所の制約通学型だと移動やスケジュールの調整が必要。※オンラインなら緩和可能。

向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
対面で教わる方が安心できる人自主的に学習できる人
計画的に継続したい人自由なスタイルを好む人
独学が苦手な人コストパフォーマンスを重視する人

まとめ

英会話スクールは、「英語を話す場・学ぶ場」としてはとても有効です。特に初学者にとっては、正しい発音・基礎文法・会話の流れを学ぶ場として役立ちます。

私自身、子どもの頃に英会話スクールに通っており、そのおかげで「英語=楽しい」というイメージが持てたのはその後の学習にも良い影響があったと思います。

ただし、スクールに通うだけでは習得は難しいのも事実です。

英語習得のカギは、

いかに毎日、日常生活の中で英語に触れる時間を増やすか。

スクールはそのサポート手段の一つとして上手に使いながら、自分でも積極的にイマージョンを増やしていくことが大切です!

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