頭の中で日本語を介さずに英語を話す方法|英語脳を育てる5つの習慣

英語学習

こんにちは!ふみです。

英語学習を始めたばかりの頃、私は常に頭の中で翻訳をしながら会話をしていました。

  • 「英語を聞く → 日本語に訳す → 理解」
  • 「日本語で言いたいことを考える → 英語に訳す → 話す」

経験のある人ならわかると思いますが、このプロセスは、とても時間がかかり、脳がヘトヘトになります。特にネイティブとの会話では、テンポについていけず、返答に詰まってしまうこともよくありました。

しかし今では、ほとんど日本語を介さずに、英語でそのまま理解し、英語で考えて英語で話すことができるようになりました。

それがいわゆる「英語脳」です。

今回は、私が実際に試して効果があった「英語脳を育てる5つの方法」をご紹介します。


※中級者以上向けの内容です。

「日本語を介さずに英語を理解する」感覚とは?

例えば、誰かに「Thank you!」と言われたら、たいていの人は頭のなかで「ありがとう」と訳すことなく「感謝を伝えられている」という感覚を受け取ることができますよね。

それは、「Thank you」という英語の意味を感覚的に理解しているのでわざわざ訳す必要がないからです。

逆に、英語で感謝の気持ちを伝えたいときに、

「ええっと、Thankという動詞は ”~に感謝する” という他動詞だから、その後にあなたという意味の目的語のyouをつけて…」などと考えず、「Thank you」というフレーズをそのまま使うはずです。

それが、英語脳の感覚です。

英語脳は、そのような「感覚的に理解している」英語のレパートリーを増やしていくことで、徐々に作り上げることができます。


1. 英語のインプット量を圧倒的に増やす

まず大前提として、「英語脳」を作るには、英語のインプットが絶対的に必要です。

  • YouTube(ネイティブ向け)
  • ポッドキャスト(The Daily / BBC Learning English など)
  • 海外ドラマや映画(できれば字幕なし)

英語に日常的に触れる時間を確保しましょう。
量が足りないと、「考えずに英語が出てくる」状態には届きません。

大量のインプットを通じてよく出てくる表現や単語は自然に覚えるはずです。


2. 英英辞書で語彙を増やす

日本語の訳に頼っていると、いつまで経っても「日本語→英語」の翻訳癖が抜けません。

私がやってよかったのは、英英辞書を使って語彙を覚えること。

たとえば “generous” という単語を覚えるとき、日本語で「寛大な」と覚えるのではなく、

generous = willing to give more help or money than is usual or expected

と理解することで、英語のままイメージできる力がついていきます。

また、必ず音声を聞いて正しい発音を覚えることを心がけましょう。

おすすめ英英辞書:

  • Cambridge Dictionary

3. 文法を「考える」のをやめる

英語を話すとき、「あれ?これは過去完了?現在完了?仮定法?」「主語がこれで述語はこれで、この動詞は他動詞なので目的語は…」などと考えていませんか?

私はあるときから、文法を意識的に“考えない”ようにしました

日本人である私たちが普段話す時と同じように、英語ネイティブも英語を話すときに文法を考えながら喋っていません。

代わりに、フレーズや会話表現をそのまま覚えるようにしたんです。

  • I’ve been meaning to ~(〜しようと思ってたんだ)
  • It’s not like I don’t care, but…(別に気にしてないわけじゃないけど…)

英語のインプットを通して、こうした「使えるカタマリ」の例をたくさんストックしておくと、文法を組み立てることをせず文章が作れるようになります。


4. 英語を「カタマリ」で覚える

先ほど触れたように、「単語単位」ではなく「フレーズ単位」で覚えるのがカギです。

たとえば、”take” という単語ひとつを覚えるよりも、

  • take a break
  • take your time
  • take it easy

といった実際の使われ方ごと覚える方が、圧倒的に話せるようになります。


5. 声に出して、口を英語に慣らす

インプットと並行して欠かせないのが、「アウトプットの訓練」。

人が相手でなくても大丈夫。一人なら、いくら失敗しても言葉に詰まっても恥ずかしくありません。

私は毎日家で、ネイティブの自然なスピードの音声を聞いて、それを真似しながら口に出す練習をしていました。最初は下手でもOK。ナチュラルスピードが難しければ、再生速度を落として練習して、それからチャレンジします。

  • 英語を話す口の動き
  • スピード感
  • リズム

これらは実際に「声に出す」ことでしか身につきません。

私は子どもの頃ピアノを習っていたのですが、ピアノを弾けるようになるには、譜読みをして片手ずつゆっくり練習して…と両手でなめらかに弾けるようになるまではとても大変なのですが、一度しっかり覚えてしまえば指が自動的に動くようになります。

英語でも同じことが言えます。

しっかり練習しておけば、実際に英語で会話するときに、意味を考えたり発音を気にすることなくスルっと口から出るようになりますよ。


まとめ|大人になってからでも、英語脳はつくれる

英語を日本語に訳さずに話す感覚、最初は難しく感じるかもしれません。でも、少しずつ「日本語を介さない回路」を育てることで、確実にできるようになります。

英語脳を育てるための5つの習慣:

  1. 英語のインプット量を増やす
  2. 英英辞書を使う
  3. 文法を忘れる
  4. カタマリで覚える
  5. 声に出す

毎日少しずつでも、この5つを意識して取り入れていけば、半年後、あなたの英語は見違えるほどスムーズになっているはずです。

それでは、Happy English Lifeを!

この記事を書いた人
ふみ

横浜在住の30代前半会社員。

3回の短期留学(カナダ、ハワイ、ミクロネシア)とワーホリ(ニュージーランド)を経て、2023年にTOEIC920点取得。

趣味は英語学習、海外文化を探索すること、読書、ものをつくること、YouTube、Netflix、猫。

このブログでは、英語学習の過程や、海外文化、海外での体験などをシェアしています!

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