英語は「音」を聞いて覚えるのが必須な理由【話せるようになりたい人へ】

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ふみ

横浜在住の30代前半会社員。

3回の短期留学(カナダ、ハワイ、ミクロネシア)とワーホリ(ニュージーランド)を経て、2023年にTOEIC920点取得。

趣味は英語学習、海外文化を探索すること、読書、ものをつくること、YouTube、Netflix、猫。

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こんにちは、ふみです。

「英文を読んだり、単語を書いたりするのは得意だけど、英語を話すのは苦手……」

そんな悩みを持っている方、けっこう多いのではないでしょうか。

実際、日本の英語教育では「文法・読解」が中心で、「リスニング・スピーキング」は後回しにされがちです。

その結果、「知識としては英語がわかるけど、会話になるとまったく出てこない」という人がたくさんいます。

では、どうすれば話せるようになるのか?

答えはシンプルです。

👉 英語を“音”から覚えること。

今回は、「なぜ英語は音で覚えることが重要なのか?」というテーマで、具体的な理由や例を交えて解説していきます。

英単語はスペル通りには発音されない

英語学習者が最初にぶつかる壁のひとつが、「スペルと発音のギャップ」です。

日本語は基本的に文字と音がほぼ一致していますが、英語は違います。

たとえば「a」という文字が入っている単語でも、発音はバラバラです。

単語[a]の発音記号a の音
bagæ「ア」と「エ」の間のような音
fatherɑː大きく口を縦に開いてやや伸ばす「ア」のような音
aboutə口をあまり開かず暗く発音する「ア」と「ウ」のような音

ローマ字読みしてしまうと、みんな日本語の「ア」のように読んでしまいますが、

英単語では、同じ文字でも、発音がまったく異なるのです。

つまり、スペルだけで単語を覚えてしまうと、実際にネイティブの英語を聞いたときに、自分の思う発音と本物の発音のギャップが大きすぎて、まったく聞き取れないということが起こります。

これは特に、リスニングやスピーキングの壁として大きく立ちはだかります。

英語は前後の音がつながって変化する(リンキング・音の脱落)

さらに厄介なのが、英語特有の「音の連結」です。

英語では、単語と単語の間の音がつながったり、消えたり、変化したりすることがあります。
これを「リエゾン(リンキング)」「リダクション(音の脱落)」などと呼びます。

たとえば:

  • What are you doing?
     →「ワット アー ユー ドゥーイング?」ではなく、
     →「ワラユードゥーイン?」のように聞こえます。
  • Get it
     →「ゲット イット」ではなく、
     →「ゲリッ」や「ゲディッ」のように発音されます。

こうした変化は、英語を耳で聞いて慣れていないと絶対に気づけません

教科書で見ると簡単な文章も、ネイティブの会話になると「何言ってるのかわからない…」となる原因は、まさにここにあります。

👉 この記事でも詳しく紹介しています

音を知らないと、リスニングもスピーキングも上達しない

「見ればわかるのに、聞くとわからない」
「言いたいことがあっても、発音が不安で口に出せない」

こんな経験、ありませんか?

実はこれ、すべて「音から覚えていないこと」が原因です。

たとえば「comfortable(快適な)」という単語。

見た目は「コンフォータブル」っぽいけど、ネイティブの発音は「カムフトゥボー」や「カムフタブル」に近い音です。

音で覚えていなければ:

  • 聞き取れない
  • 正しく発音できない
  • 話すときに不安になる

といった悪循環に陥ってしまいます。

英語の単語やフレーズは、耳で覚えて、口で再現して初めて「使える知識」になります。

音で覚えると、自信を持って話せるようになる

英語を話すとき、意外と大事なのが「自信」です。

発音やイントネーションに自信がないと、

  • 「これで合ってるのかな?」
  • 「変な発音って思われないかな?」

と、不安になってしまい、なかなか言葉が出てきません。

でも、音で覚えてしっかり真似していれば、発音に自信がつきます。

自信がつくと、言いたいことがスムーズに口から出てくるようになります。
これが、スピーキングの上達には欠かせないポイントなんです。

赤ちゃんは“音”から言葉を覚える

最後に、ちょっと視点を変えてみましょう。

私たちは、日本語をどうやって覚えたでしょうか?

文字を読む前に、親の声や周囲の会話を「聞いて」覚えましたよね。

つまり、言語の習得は本来、「音」が出発点なんです。

英語も同じ。

母国語の読み書きができない人はいても、聞いたり話したりできないという人はいません。


大人になってからでも、「音から覚える」という自然なプロセスを取り入れることで、スムーズに話せるようになります。


まとめ:英語は「音」から始めるのが、最短ルート!

いくら単語や文法を覚えても、「音で覚えていない英語」は実際の会話では使えません。

逆に、耳から学んで発音までしっかり身につければ、英語はグッと「使える言語」になります。

✅ 今日からできること:

  • ネイティブの音声を毎日聞く
  • フレーズを真似して発音する
  • リズムやイントネーションを意識する
  • 英語のアプリやYouTubeで日常的に耳を鍛える

ぜひ、読む・書くに偏らず、聞く・話す練習にも力を入れてみてください。

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